クリス・モンセン 『そろそろ、大好きなことで生きていこうよ!』【灰色な日々から抜け出す】
たつんです、いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
クリス・モンセンさん著『そろそろ、大好きなことで生きていこうよ!』という本を読んだのでご紹介します。
この記事を書いている僕は、働いている時にいつも「幸せになるために働くのになんでこんな辛い思いをするんだろう」とか「好きでも得意でもないことを怒られながらこれから何十年もずっとやっていくのか」みたいな気持ちを抱えています。
小さい時から、臆病で人の顔色を伺う気持ちが非常に強かった。だから、上達しようという気持ちよりも「チームメイトに指摘されない」、「コーチや顧問に怒られない」これらが目標になっていました。
(こんな気持ちでは何をやっても上達しなかった、当然ですよね。)
だから僕は個人プレイヤーとしてのキャリア、それも好きで得意なことを選択することを決めました。しかし、最初に「好きで得意なことを仕事にするってすごいハードルが高そう。」とうハードルが僕の前に立ちはだかりました。
そんな時に出会ったのがこの本です。
Chapter.1
現代は好きで得意なことをできる時代です。
なぜなら、現代では、僕たちの親世代には無かったインターネットを利用して
情報発信、販売、営業、マーケティング、画面越し人と話すことなどあらゆる
ことが可能になったから。好きで得意なことで決して生きていくのは簡単な道では
ないけれど、嫌いで苦手なことをやるよりよっぽど有意義だと僕は思います。
辛い気持ちは"道"を教えるシグナル
好きで得意なことを仕事にしていて尚且つその道で成功している人には共通点があります。それは自分の"gift"=才能に気づいて、理解していること。
giftは神様から僕たち1人1人には授けてくださったものです。冒頭で書いたような仕事をする中で湧いてくる辛い、きついという気持ちはこのgiftに気づく最初のサインです。
変化している"人生の成功"の意味
ひと昔の人生の成功者とは売れっ子俳優や資産家みたいないわゆる富や栄光を手にした人のことを指していました。
しかし、今は違います。ワークライフバランスが推し量られ、過労死やうつ病が問題になっている現代における成功とは自分が幸せを感じている状態だと思います。
クリスさんの言葉を引用すると、「自分の心を本当に満たしてくれるもの」。
僕の大好きな三浦春馬さんも俳優人生で大成功していましたが先日自ら命を絶ち、帰らぬ人となってしまいました。俳優人生における成功の先の何かに葛藤していたのでしょうか...とても残念です。
自分にとっての幸せを曖昧にしたまま、地位や名誉、お金を手に入れても「心が満たされない。。。」と頭を抱えることも少なくはないケースです。
Chapter.2
このチャプターでは自分の好きなこと、得意なことを見つけるためのワークがメインとなります。また、クリスさんは好きなこと、得意なこととはみたいな根本的な疑問から語ってくれます。
大好きの種を育てるための注意点
ワークや○○を通じていざ自分の好きなことを見つけると「どうやって仕事にしたらいいんだろう?」と頭打ちをくらってしまいます。
それを避けるためにも、仕事と好きなことをすぐに結び付けずに好きな気持ちに時間を掛けて育てましょう。
この段階では心に秘めておくのが良さそうですね。
エキスパートを生む1万時間の法則
ここは本書でもとりわけ印象深いトピックでした。
この法則は、ジャンル問わず世界のトップは1万時間以上練習をしているというものです。自分には才能が無いと嘆くのではなく、ひたすらスキルを磨きましょう!
十分な生活を送るためには世界レベルまでいかなくても業界の上位にいればいいわけです。1日2~3時間、なおかつ好きで得意なことのトレーニングならあっという間ですよね。
Chapter.3
このチャプターでは、とりわけ仕事の質について掘り下げられています。
ビジネスの話もクリスさんが優しい例を出して、成功方法を教えてくれます。
スイッチのタイミングがつかみやすい副業
副業であれ、本業であれ自分の好きで得意なことでお金を稼ぐとなると不安はつきものですよね。しかし、仕事に限らず最初から難なく成功している人はいません。
「100円でも稼いだら"プロ"。」とクリスさんは言っています。
お客さんがみなさんのスキルにお金を払う価値を感じたのです。
100円からデビューしてスキルと金額を上げていきましょう。
「無理だよ」に立ち向かう”水とオイル”のロジック
この内容は好きなことを仕事にする本の中でもクリスさん独特の論理だと思います。
水を自分の道に反対する人たち、オイルを自分に例えてそのハードルの乗り越え方について説いていきます。非常に理解しやすく、私自身も好きで得意なことを仕事にする覚悟をがより強くなりました。
まとめ
この本が他の自己啓発本と違うところは、自分との距離感です。クリスさんは優しい語り口調であなたの悩みや辛いことに寄り添って解決法を教えてくれます。
読んでいるというよりはクリスさんと対話している気分にさせられます。
また、好きで得意を仕事にする本書の目的からずれることなく、スッキリとまとめられているのでサクサクと読み進めることができます。
今の仕事に悶々としているみなさん、ぜひ読んでみてください。